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★2号機格納容器、毎時72・9シーベルト 内部の線量初めて測定
・東京電力は27日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内に線量計を入れて計測し、
最大で毎時72・9シーベルトの高い放射線量を確認したと発表した。これまで同原発で
測定された線量で最も高く、溶融燃料の取り出しなど今後の廃炉作業の障害になる
可能性もある。炉心溶融を起こした1~3号機で、格納容器内部の線量を測定
したのは初めて。
東電は格納容器の貫通部から線量計を挿入し、底から約4~7メートルの高さの
計8地点で線量を測定した。内壁から約1メートル離れ、高さ約7メートルの地点では
毎時39シーベルトだったが、底に近づくにつれて線量は上がり、約4メートルの高さの
作業用足場付近で同72・9シーベルトと最も高かった。
人間は7シーベルト浴びると1カ月以内に死亡、20シーベルト以上では数日以内に
死亡するとされており、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「非常に高い線量。
内部で作業するためには、遮蔽(しゃへい)や、放射線に強い機器を使う必要がある」とした。
東電は廃炉に向けて、格納容器を水で満たした上で燃料を回収する予定だが、高線量や
低い水位が作業を阻む可能性がある。
東電は同日、格納容器内部を内視鏡で調査した際の動画も公開した。
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