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★竹島と尖閣、全社が地理で＝記載率が増、衝突事件影響か―教科書検定
・島根県の竹島と沖縄県の尖閣諸島について、地理を出した5社全てが掲載するなど、
領土問題を扱う教科書が増えた。学習指導要領を補い、教科書編集の指針とされる
解説書では、どの領土を扱うか明示していないが、2010年9月に尖閣諸島沖で起きた
中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件なども影響したとみられる。
文部科学省教科書課は「教科書会社がそれぞれ判断したこと」と述べるにとどめるが、
今回、尖閣を新たに記載した教科書会社の編集者は「衝突事件そのものは扱っていないが、
社会情勢の変化などを総合的に見て反映させた」と話した。
別の会社の編集者は「政治的なものと関係ない。要領の中学版解説書で竹島の記述を
求めており、学習内容を増やすなどした結果、尖閣とともに記載することを決めた」と述べた。
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