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ネット上で「シンガポールは犬野郎だらけ」と発言した中国人留学生に対し、シンガポール国立大学が罰金と社会奉仕、奨学金停止を言い渡した。
シンガポールメディア・聯合早報が27日伝えた。
処分を受けた25歳の留学生は、同大学の機械工学部4年生。2月18日に中国のＳＮＳサイトに
「ちょっとぶつかっただけで睨んだりぶつくさ言う中年のゴロツキが本当にうっとうしい。シンガポールは犬が人より多いわ」と書きこんだところ、
シンガポール国内から「シンガポール国民を侮辱した」と強い非難の声が挙がった。
今月13日に留学生から事情を聞いた大学の規律委員会は処分を検討、
26日に罰金3000シンガポールドル（約20万円）と3カ月の社会奉仕を科す決定を学内に通知した。
また、今学期分の奨学金約54万円の給付も停止されることとなった。
処分を言い渡された留学生は大学に謝罪の意を示すとともに、ｆａｃｅｂｏｏｋ上に「先月私は後悔の中で過ごしました。あの時の発言は無礼で不適当であり、
とても申し訳なく思っています。学校の処分決定を受け入れました。改めて誠意を込めてお詫び申し上げます」とのコメントを残した。
聯合早報は多くの学生が処分に満足していると答えたことを報じ「学生にとって大きな戒めになる。ネット上でも自分の言論に責任を持たなければならない」
「教員や学生に対して謝罪状を書くべきだ」といった声があがったことを紹介した。
中国メディア・環球時報も26日にこの件を報じたが、コメント欄には「言論の自由がないのか」
「本当のことを言ったら罰せられた」など処分を不服とする中国人ネットユーザーの声が多数寄せられた。（編集担当：柳川俊之）
サーチナ 【社会ニュース】 2012/03/27(火) 12:32
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