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”魚肉のセシウム大幅除去=細かく砕き、水洗い-東大”
かまぼこを作る時のように魚の肉を細かく砕いて水洗いを繰り返すことで、内部に含まれる放射性セシウムを
最大95%除去できることが、東京大大学院の渡部終五教授らの実験で分かった。
28日に東京都内で開かれる日本水産学会で発表する。
渡部教授らは、かまぼこの材料となるニベとマダラで実験した。いずれも昨年8~9月に福島県沿岸付近でとれたが、
ニベは放射性セシウム134と137を1キロ当たり計334.0ベクレル含んでいた。
ニベをミキサーで粉々にし、3回水に浸して洗った結果、セシウムは当初の約5%に当たる同18.1ベクレルに減少。
ミキサーを使わない場合でも、約5分の1の同64.9ベクレルに低下した。マダラも1回水洗いすると、
セシウムは約3分の1になり、水洗いを重ねるごとに減少する傾向が確認できた。
時事ドットコム
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