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・大阪市の橋下市長の発言で注目を集めることになった入れ墨。若年層を中心にファッションの一部
として広がりを見せているが、気軽に入れたばかりに後悔する人もあとを絶たない。タトゥーの最新事情とは-。
東京都内、JR中央線沿いの繁華街。その一角にある老舗タトゥー店に入った。
「いらしゃいませ。お待ちしておりました」
扉を開くと、店長らしき壮年の男性がにこやかに迎えてくれる。
「お望みの図柄などはありますか。サンプルの写真もありますので、ゆっくりとお考えください」。
「コイン大でしたら20~30分で施術が終わります。費用は、色や図柄にもよりますが、1万円
からですね。場合によってはすぐにでもできますよ」と語る男性の腕からは、龍の絵がこちらを
にらみつけている。
業界に詳しい関係者は「若年層への広がりを受けて、ここ10年で店の数は急増している。
顧客の中心は、サイズの小さいワンポイントタトゥーを望む20代前半の女性。耳たぶや首筋、
指などにファッション感覚で入れている」と説明する。
だが、一度入れると消すのが難しいため、後悔するケースも後を絶たない。
入れ墨の除去などを行う美容外科の院長は「除去を依頼してくるのは、20代後半から
30代前半の女性。結婚や出産がきっかけのようです。就職でも内定の取り消しや、解雇と
いった大きな不利を受けることもある。恋人の名前を彫っていて、別れたから除去に来る人もいる」と
安易に入れることに警鐘を鳴らす。
『夜回り先生 こころの授業』の著著で知られる教育評論家の水谷修氏は「感染症の危険もあり、
若者が簡単に入れるのは好ましくない。悪質な業者の中には、劣悪な衛生環境で施術を行う
例もある。若いうちの教育的、倫理的な指導が必要だ」。
前出の入れ墨店で、消したくなった場合のことを聞いた。「本来、入れ墨は生き方の決意、
覚悟を身体に刻むもの。後悔するかも…と考えるのなら止めておいた方がいいですよ」。
強い口調で諭された。(一部略)
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