12/03/26 16:32:54.82 0
・東日本大震災以降、福島についてのドキュメンタリー映画を制作しているアメリカ人の
少年がいます。被災地と向き合う18歳の取り組みを追いました。
今月9日、1人の少年が来日しました。リチャード・ゼイジャックさん。アメリカ・ミズーリ州の
高校に通う18歳です。 来日は去年9月に続いて2回目。まず向かったのは福島県郡山市。
地元の高校生に会うためです。
もともと日本の車やマンガが大好きだったというリチャードさんは、震災以降、いてもたっても
いられなくなり、ある行動にでました。 それはドキュメンタリー映画を作ることでした。
被災者だけでなく、海洋学者、放射線の専門家など20人以上に話を聞いたリチャードさん。
中でも1人の女性の話が頭から離れませんでした。
「(高校の)女子生徒さんたちはおしゃべりの中で、“私たちは結婚できるのだろうか”“子どもは
将来産めるのかな”」(放射線測定協会 渡辺久仁子さん)
自分と同世代の若者が将来に抱く不安。それはある言葉と関係していると知りました。
「“ヒバクシャ”という言葉を知りました。そしてそれは福島の人々についてまわるような
言葉だということも」(リチャード・ゼイジャックさん)
ヒロシマ・ナガサキの原爆被害者に対して使われてきた“ヒバクシャ”という言葉。
リチャードさんは、福島の人たちが、その言葉とともに自分たちに差別や偏見の
目が向けられるのを恐れていることを知りました。
「(差別や偏見といった)ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャに起きたことと同じようなことが
福島でも起きているのでしょうか」(リチャード・ゼイジャックさん)
「残念なことだが福島でそれが今、繰り返されようとしていると思う」(原爆被爆者救援に
取り組む 明通寺 中嶌哲演 住職)
“ニュー・ヒバクシャ”、映画のタイトルをそう決めました。
「観客には震災から1年たった今も福島の人々が経験している苦しみを感じ、立ち直るには
まだまだ時間がかかることを感じてほしい」(リチャード・ゼイジャックさん)
リチャードさんは、今年の夏までに映画を完成させたいとしています。
URLリンク(news.tbs.co.jp)