【経済】日銀の白川総裁、長期金融緩和策の“副作用”指摘at NEWSPLUS
【経済】日銀の白川総裁、長期金融緩和策の“副作用”指摘 - 暇つぶし2ch833:名無しさん@12周年
12/03/26 22:32:50.45 H55jZiq+0
>>831

2つ目の懸念は、低金利環境が潜在成長を損なうということだ。今度は白川氏はこう述べている:

“金融緩和によって誘発される需要が、異例の低金利下によってのみ採算が合う投資案件である場合には、
 資源配分が非効率になり、経済全体の生産性や潜在成長率への悪影響も無視できなくなる。
 これまで、中央銀行は、潜在成長率を外生変数とみなして金融政策運営を行うことが標準的であったが、
 バランスシート調整という長期にわたるショックが加わる場合には、低金利の継続が経済全体の生産性に影響を与え
 潜在成長率を下押しするリスクについても考慮する必要があるかもしれない。”

これは、全く意味をなさないと思う(Hardingもそう考えたようだ)。もし、高収益の案件のかわりに低収益の案件に
投資されるようなことがあるなら、それは問題かもしれない。しかし、高収益の案件がいずれにせよ最初に投資される
と考えられる。つまり、低金利環境それ自体で投資の構成が変化するとは思えない。そして、もしより収益性の低い
投資案件への資金供給をカットしたならば、資本ストックの成長は遅くなり、潜在成長率は確実に低下する。
それから、政府の投資が民間投資を押しのけてしまうという問題はこれと別の話だということに注意しないといけない。
政府投資は民間投資の不足を相殺するだろう。むしろ、財政赤字に頼らずに民間投資の水準を高めるため、
日本には低い実質金利が必要だ。そして、これもまたゼロ金利下限問題の帰結だ。

3番目の懸念は、Hardingが適切にまとめている。

“第3点は、あまりにも強く、あまりにも長いイールドカーブのフラット化が金融部門の収益性を弱めるという点だ。”

低金利環境が金融市場にもたらす結果にはやはり同情するが、中央銀行は単に経済の不調に反応しているだけなのだ。
長期金利を引き上げるに足るほど経済が活発で無いとき、日本銀行がもし金利を引き上げたら、単にイールドカーブを
逆転させるだけだろう。そして、それが金融部門にとってプラスとは思えない。 最後の懸念は、ほとんど笑えるようなものだ:


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