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「ようやく助かったと思ったのに、2人がいなくなって悔しい」―。鹿児島県・奄美大島沖で鹿児島市の喜入町漁
協所属のはえ縄漁船「春日丸かすがまる」が転覆した事故で、23日夜に救助された乗組員の村田勉むらた・つとむさ
ん(44)=鹿児島市=が25日、共同通信の取材に応じ、第10管区海上保安本部(鹿児島)に救助された状況などを
生々しく語った。
23日深夜、海上を漂流していた乗組員4人の救助に向かった定員5人のゴムボートには海上保安官3人が乗ってい
た。
村田さんによると、海保側は「定員オーバーなので2回に分けて救助する」と伝えたが、体力の限界を感じていた
村田さんらは4人を一度に救助するよう頼み、海保側も応じたという。
ボートに乗る際、佐々木弘ささき・ひろしさん(46)=宮城県気仙沼市=は気を失った状態だった。巡視船にボー
トを引き上げた時に大波を受け、前方にいた海上保安官1人を含む3人が投げ出され、佐々木さんと松山和則まつや
ま・かずのりさん(46)=鹿児島県指宿市=がそのまま行方不明となったという。
村田さんは「もう少しで4人とも助かったのに悔しい。ただ、海保はやれるだけのことはやってくれた」と目に涙
を浮かべながら話した。
村田さんは23日午後に春日丸が転覆したときに操舵そうだ室にいた。船体が急激に沈んだため、無線や電話での通
報や救命胴衣を着用する余裕もなく「発信器を持ち出して救難信号を出すのが精いっぱいだった」という。
転覆の状況については「右舷に横波を受けて船が横倒しになり、5分もたたないうちに船が縦に沈んでいった」と
振り返った。
2以降に続く
ソース
中国新聞 URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
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