12/03/23 03:57:00.94 cYoCuMkV0
>>714
銀行を中心とした貸し渋りで・・・という話は、ちょっと待った方がいい
実は、バブルから崩壊後の失われ20年についての、これまで納得できるような説明って読んだことがなかったんだよね
色々な経済学者だのなんだのが説明するんだけど、いまいち納得できなかった
ところが最近、財務省の資料を漁っていたら、面白いのを発見してな
『法人企業統計季報』個表を用いた日本企業の資金調達行動の研究1994 ~ 2009 東京大学大学院経済学研究科 三輪芳朗
URLリンク(www.mof.go.jp)
私にとっては、初めて説得力のある意見に遭遇したって印象
日本企業…特に中小企業は銀行に強く依存していて、その銀行の貸し渋りが停滞を生んでるというのは、この論稿の通りに神話だと思う
「銀行を中心とする金融機関が、日本経済で圧倒的に重要な地位と役割を演じている」というのは、神話
実際の日本企業は、銀行依存度が歴史的に低く、短期資金調達は金融機関以外の手段で行うことが多いんだよ
従って、銀行の存在価値を実態よりもはるかに重視して、その貸し渋りの経済に対する影響を誇大に評価し、それによって行われた公的資金注入や税制優遇等の政策は、見当違いだったということになる