12/03/21 16:40:59.61 0
・道路標識や信号機の老朽化が、深刻な問題となっている。
愛知県で、支柱が耐用年数を超えた標識は全体の73%の41万2079本、信号機は8%の
4496本に上ることがわかった。
今年2月8日午後、名古屋市中区の下前津交差点で、高さ4・7メートル、直径10センチの
歩行者用信号機が根元から折れて歩道上に横倒しになっているのを、パトロール中の
県警中署員が見つけた。
昨年11月には、同市中村区の交差点でも信号柱が倒壊。2例とも負傷者はいなかったが、
歩行者や車に当たれば大事故になった恐れもある。実際に、2008年10月には、中区の歩道で
倒れた道路標識が小学生の女児に当たり、女児は足の指を折るけがをしている。
いずれのケースも、鋼管製の支柱が根元から折れていた。根元部分は水たまりに接することが
多いため腐食しやすい。年月が経過すれば倒壊の危険性が高まることから、更新の目安として
耐用年数を定めている。
県警によると、県内の信号機は、鋼管支柱の2万2019本のうち399本が耐用年数の50年を
コンクリート製支柱は3万3805本のうち4097本が耐用年数の42年を超過。道路脇に立てられる
「路側標識」は、53万9948本のうち39万3427本が耐用年数の10年を、幹線道路上に
掲げられる「大型標識」は、2万6321本のうち1万8652本が耐用年数の15年を超えている。
愛知県では、経済情勢の悪化に伴う税収不足のため、99年度に「あらゆる分野で予算や
補助金を見直した」といい、信号機や標識の維持管理に充てるための交通安全施設整備費も
大幅にカットされた。同整備費は98年度まで約100億円だったが、99年度は約67億円に
減額され、以後、ほぼ60億円台が続いている。
信号機の設置費用は交差点1か所あたり500万円かかり、県警幹部は「道路ができれば
信号機や標識も新設しなければならず、どうしても既存の設備にしわ寄せが出てしまう。
老朽化に更新が追いついていない」と話す。(抜粋)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
※画像:URLリンク(amd.c.yimg.jp)