12/03/24 15:16:45.50 BCbnfEp40
>>216
>広島、長崎のデータがもっとも> 精緻で信頼性があるのは世界の学者の常識。 てか、十分なサンプルがきちんと
> あるのはそれしかないぐらい。そのデータを、なんで反核団体とか被曝団体が
> 取り上げないか、だよな。
いや、むしろそのデータを根拠に、低線量被曝は危険だと言ってるんだが?
平均200ミリシーベルト被曝で癌死亡率が(人口比で)3%上昇、白血病が0.3%上昇、知的障害者が生まれることなどが実証されている。
ただし遺伝はしない。
URLリンク(www.asahi.com)
そして100ミリ以下、たとえば10ミリで全く影響がないかというと、それは誰にも分からないのだ。
線形仮説を採用するなら、10ミリで癌死亡率は0.15%上昇するはずということになるが、
「健康被害は確認されていない、危険は証明されていない」と言われる意味は、「健康被害は生じないことが証明されている」
という意味ではなく、単に、1%以下程度のリスク上昇は、統計誤差に埋もれて判別できないということなのだ。
統計の知識がある人にとっては常識的なことだが(5%有意判定などが統計の世界では普通)、
誤用学者は故意に知らないふりして、統計誤差と区別できないレベルを全部「健康被害は生じないので安全」と言い換えて誤魔化している。
厳密に嘘ではないからたちが悪い。
しかしもし線形仮説が正しければ、たった10ミリシーベルトの被曝でも、一千万人が
被曝すれば1万人以上の犠牲が生じるのだ。被爆者が増えれば、統計誤差より有意
になり証明されてしまう可能性はあるのだ。しかしそうなってからでは遅い。
それが起きないという保証は何もないし、この程度の被曝なら細胞レベルで確実に修復されるなどとする
主張も、全く根拠はないのだ。むしろ、逆の証拠ならある。たとえばガリハラの高線量地域で年間平均
5ミリシーベルト被曝した人は、染色体異常(欠失、2動原体、リング)の増加が有意
に観測されている。