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八千代市の県立八千代高校演劇部OBで作る市民劇団「劇団タカハシナオコ」が23~25日、
東京都中央区の築地本願寺で、成田空港の建設反対闘争を描いたオリジナル劇
「白犬伝―ある成田物語」を上演する。
メンバーらは、闘争が激しかった頃の人たちの感情表現に苦労しながらも、「県民として忘れてはいけない歴史を伝えたい」
と練習に励んでいる。
「無念のうちに死んでいった人たちがいるでしょ。その気持ちにならなきゃだめよ」
15日夕方、八千代市内で行われた同劇団の練習。女子高生役の田中奈緒美さん(23)が、
「祖父母が苦労して開墾した土地は絶対に渡さない」と訴える場面で、八千代高演劇部顧問の高橋直子教諭の厳しい声が飛んだ。
劇団は2011年1月、高橋教諭の教え子14人で結成した。演目に決めたのは高橋教諭が01年に書いた
成田闘争にまつわる脚本。農民たちが空港反対闘争に巻き込まれながらも、明るく日々を生きる様子を描いた作品だった。
しかし、メンバーは19~24歳と平成生まれがほとんど。1960~70年代、農民らが機動隊と
激しく衝突したことは遠い過去の出来事だった。成田空港近くの展示施設「空と大地の歴史館」を訪れ、
反対派が使ったスローガン入りの横断幕やヘルメットを見るなどして当時の人々の思いに想像を巡らせたという。
田中さんは「人々が怒りや不安を抱えながらも、前向きに生きていたことを伝えたい」と話す。
高橋教諭は「多くの人のために少数が犠牲になるという構造は今もある。同じことが繰り返されないよう、
成田闘争の歴史を忘れないでほしい」としている。
23日は午後7時半、24日は午後2時と同7時、25日は午後2時の計4回、
築地本願寺内にある「ブディストホール」で公演する。前売り2000円、当日2500円で学生割引もある。
チケットは同劇団へメール(ソース元を参照)で購入する。
読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
劇団タカハシナオコHP
URLリンク(hakkenden.6.ql.bz)
「白犬伝 ~ある成田物語~」
URLリンク(hakkenden.6.ql.bz)