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岡田克也副総理が、消費税増税法案成立のため、自民党幹部に民主、自民両党の大連立を
打診していたことが、永田町を騒がせている。野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁の
極秘会談に続く与野党接触の背景には、増税法案に徹底抗戦する小沢一郎元代表のグループ
への牽制がある。だが、2大政党が警戒すべきはそれだけではない。次期衆院選で、
大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会」が近畿地区で8割近い議席を独占するという、
衝撃的な選挙情勢調査も存在するのだ。
「外交政策や年金(制度改革)の考え方などで非常に距離がある。全部一緒にやるのは無理だ」
自民党の谷垣総裁は18日、京都府内で講演し、民主党との大連立の可能性をこう否定。
国会で対決姿勢を強めて、早期解散に追い込む決意を表明した。
一方、小沢氏に近い民主党の山田正彦前農相も同日午前、記者団に大連立打診について問われ、
「増税法案の党内論議を真摯に行わず、水面下で打診していた」「国民をバカにしている。
許されない」などと、怒りをあらわにした。
ともに、大連立に反対しているが、2人の思惑はまったく違う。
谷垣氏は《消費税増税には賛成だが、党内には早期解散論が根強く、総裁続投を考えると
大連立は簡単ではない》というもの。小沢氏らは《早期解散では若手が多いグループが
壊滅状態になる。増税法案成立による早期解散や、大連立での『小沢切り』を阻止して、
民主党の主導権を握りたい》といった具合だ。
野田、岡田両氏としては、衆参ねじれのなか、増税法案を「不退転の決意」で進めるため、
「小沢切り」も視野に入れて自民党との連携を模索したとみられる。だが、極秘会談や
大連立打診の情報が漏れたことで、自民党や小沢グループの硬化を招きそうだ。
(>>2-10につづく)
▼ZAKZAK [2012.03.19]
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