12/03/19 23:59:50.09 0
>>2の続き
定職なく、両親と同居 募る不満、不安…
この長男もまた、定職につかず両親と同居していた。日常的な暴力は確認されていないが、深夜帰宅をとがめられ
たり、チャンネルで言い争ったりするなど、少しのトラブルをきっかけに、父親に刃物を向けることになった。母親
に対しては、傷つけることはしていなかった。
一方、江東区の事件で逮捕された山田容疑者は、父親を日常的に殴るなど、虐待を加えていたことを明らかにして
いる。ただ、暴力の対象は父親だけで、母親に対する暴行はなかったとみられている。
精神科医の影山任佐・東工大教授(犯罪精神病理学)は「独立してほしいという親の不満や、将来への不安を感じ、
怒りや焦りが鬱積していたのでは。行くあてもなく、結局は親と一緒にいるしかない。男にとっては情けない状態で、
ちょっとしたきっかけで感情が爆発したのかもしれない」と指摘する。
ある捜査幹部は「家族に暴力をふるい、死に追いやる事件が珍しいものではなくなってしまった」とため息をつい
た。
なぜ、父親だけが“暴力”の対象となったのか、はっきりした理由は分からない。「『マザーコンプレックス』の
心理があったのではないか」と指摘する声もある。
(おわり)