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10日に発売された「文芸春秋」4月号で、読売新聞の渡辺恒雄会長(85)
が、橋下徹大阪市長(42)を激しく批判している。
先月、橋下が「選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委
任」と発言したことに対し、〈この発言から、私が想起するのはアドルフ・ヒ
トラー〉とバッサリ。橋下の「白紙委任」発言を、〈非常に危険な兆候〉と批
判した。
また「船中八策」については、〈地方分権や教育改革については、首を傾げた
くなる部分が多い〉〈教育バウチャー制度も私にはまったく理解できない〉〈
年金の掛け捨ても、導入すれば年金制度の秩序は崩れる〉とケチョンケチョン
だ。
これまで他人から批判されると、ムキになって反論してきた橋下が、ナベツネ
に対してどんな反撃をするのかと思いきや、全く反論していない。
発売から6日も経つというのに沈黙を守ったままなのだ。
「これまで橋下さんは気に入らない記事や発言に対しては、すぐさまツイッター
などで“反撃”してきました。北大の山口二郎教授、白鴎大の福岡政行教授、
精神科医の香山リカ、毎日新聞の山田孝男編集委員……と片っぱしでした。生
い立ちを報道した週刊誌に対しても『バカ文春』『バカ新潮』とののしってい
る。6日間も沈黙を守るのなんて初めてです。役所では『ナベツネにビビって
いる』と囁かれています」(市役所関係者)
結局、コワモテには何も言えないのか。
橋下がこのまま黙るのか、反撃するのか、楽しみだ。
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