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旅行代理店から電子航空券の発券情報をだまし取ったとして、
宮崎北署は１４日、鹿児島県与論町、パチンコ店従業員、市川勝広容疑者（３１）を
詐欺容疑で逮捕した。容疑を認めているという。発券情報をもとに、不正に現金の払い戻しを受けたとみられる。
逮捕容疑は昨年１月上旬ごろ、架空の名前を使って宮崎市内の旅行代理店に
宮崎－羽田、羽田－新千歳の往復航空券各６枚の発券を申し込み、発券情報をだまし取ったとしている。
同署によると、市川容疑者は当時、旅行代理店と業務契約していた同市内の
金券ショップの店長だった。立場上、航空券の発券システムに詳しく、旅行代理店を
通じて券を購入した客が代金を振り込んでも、航空会社が確認できるまで
タイムラグが生じる状況を悪用。架空の名前を使って発券を申し込んだ後、代金を
支払ったかのように装って宮崎空港の航空会社カウンターに行き、申し込みを
キャンセルして計約２０万円を受け取ったという。
市川容疑者は昨年１月２８日、店長をやめて行方をくらました。
代金が届かないことに気付いた航空会社が旅行代理店に連絡し、
容疑が発覚。金券ショップが今年２月に同署に告発した。
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