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東電は、いまでは「全面撤退を企図してはいなかった」といっているが、当時、未明に何度も何度も官邸に電話してきたこと、「部分撤退の内容」を何らいっていないことなどから、
事故調報告書でも、東電が全面撤退を申し出ていたとほぼ断定している。清水東電社長と話した海江田経産相、枝野官房長官、細野首相補佐官のいずれもが「全面撤退」と受け止めていた。清水社長は「とてもこれ以上は現場はもちません」と言ったという。
撤退を止めたのは菅首相だ。枝野氏らは問題の深刻さから「首相しか判断できない」として、午前3時20分に仮眠中の首相を起こした。
菅首相は、「もし、撤退したら、1~3号機の原子炉と4号機の使用済み燃料プールは制御できなくなって順番に爆発し、放射能が飛散して、東京までも避難することになる。チェルノブイリどころではない」といい、東電に断念させた。
「撤退したら東電はつぶれる」といった言葉が報道されたが、「撤退したら東京がつぶれる」とも言っていた。
私は、この判断ひとつだけでも、「官邸の介入は成功した」と考えたい。その時も菅氏は周囲に相当どなったらしいが、そんなことはどうでもいい。あそこで、原発のコントロールを断念していたら、首都圏も住めなくなっていたかも知れない。