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福島原発事故の健康被害は最小限か?
ウォール・ストリートジャーナル
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福島原発事故における放射能の影響をこの1年間研究してきた米国の放射能専門家調査団は、
原発周辺は長年居住不可能となるものの、健康への影響は極めて小さいとみられるとの意見を発表した。
1日にワシントンで報告を行った調査団の一人、オレゴン州立大学のキャスリン・ヒグリー原子力工学教授は、
生物学的にみて放射能の影響は極めて小さいと思われると述べた。
福島第一原発事故は1986年のチェルノブイリ事故以来最悪の事態となったが、
専門家によると、人体への影響という面では福島とチェルノブイリとでは 大きな違いがある。
福島原発事故の後、被ばく線量が最も高いとされる放射性の煙を浴びた最初の1万人のうち、
10ミリシーベルトを超えたのは73人に過ぎなかった。
事故が発生した施設内で処置にあたっていた作業員でも、平均9ミリシーベルトにとどまっている。
それとは対照的に、チェルノブイリで石棺による封印作業を行った50万人の作業員の平均被ばく線量はその10倍以上だ。
調査団では、事故後に放出された放射能のレベルは発癌リスクを計測可能なほど高めるものではないことで
概ね意見が一致しており、放射能を浴びた人が癌を発病するリスクは約0.002%、癌で死亡するリスクは0.001%高まると推定している。
米放射線防護測定審議会の次期会長で、バンダービルト大学のジョン・ボイス教授は、
東京からワシントンまでのフライトで自然に浴びてしまう放射線量の方が福島原発の現場で浴びた量より多いくらいだと述べた。