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・グリーとDeNAのソーシャルゲーム大手2社が、サービスの健全性を高めるための施策を
打ち出している。グリーは、サービスの適正利用を促す施策を立案する専門組織を設置した。
DeNAは、携帯電話会社の情報を活用し、年齢詐称を防ぐ仕組みの構築を急いでいる。
ソーシャルゲームは利用者が増える一方、「犯罪の温床になり得る」と健全性を疑う声が出ており、
両社とも自主的に対策を強化して信頼向上に努める。
グリーは12日付で社長直轄の「利用環境向上委員会」を設置した。社員だけでなく社外の
有識者も招聘。サービスの健全化に関する施策を立案するほか、サービス内容が健全かどうか、
それが適正に運用されているかなどをチェックする。
また、今月からは禁止行為の検知システムを強化する方針。悪質な行為や被害の申告を受け付ける
専用窓口も近く設ける。
一方、DeNAは未成年の年齢詐称を防ぐため、5日からソフトバンクモバイルが携帯電話の
契約時に取得した年齢情報の活用を始めた。ソフトバンクから提供された情報を、利用者が
自己申告した年齢と照合し、食い違う場合に注意を促す。
同社は18歳未満の利用者に対し、特定の相手にメールを送るといった一部の機能を使わせない
措置をとっている。携帯電話会社の協力で年齢認証の精度をさらに高め、少年犯罪の予防などに
役立てる。すでにKDDI(au)の情報利用は昨年4月から始めており、NTTドコモとも交渉中だ。
グリーが450人態勢で不正利用を監視するなど、両社はこれまでにも各種の対策を講じてきた。
ただゲームに使われる有料アイテムがくじのように複数から選ぶ仕組みのため、「子供の
射幸心をあおる」との指摘は絶えない。2月には、グリーの人気ゲームで使われるアイテムが
不正に複製されてネットオークションに出品され、掲示板に複製方法が書き込まれた。グリーは
利用規約で複製を禁じているが、規約違反を受けて利用者同士のアイテム交換などを一時停止した。
今のところこうした不正利用は事業に大きな影響は与えていないが、放置すれば企業イメージの
悪化や利用者離れを招きかねない。(抜粋)
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