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京都の行政や経済界、大学などのトップでつくる「京都の未来を考える懇話会」は12日、
30年後の未来像について提言する「KYOTO VISION 2040」の中間案を
発表した。東京一極集中を避けるため、皇室の一部機能移転などを目指す「双京構想」を
打ち出した。今夏までに最終案をまとめ、宮内庁などに提出する。
中間案では、京都が目指す未来像として「世界の文化首都」を掲げ、皇室の一部機能移転や
文化庁、観光庁の京都への移転を明記。「原発エネルギーゼロ」を掲げた循環型社会の
実現のほか、学生に対する交通料金割引拡大や研究・起業の税制優遇など「大学ユートピア特区」
の創設▽リニア中央新幹線中間駅の京都駅誘致▽現在約6千人の留学生を5万人に拡大-などを
盛り込んだ。
皇室の一部機能移転について、山田啓二知事は「東京一極集中ではなく、西日本にも
しっかりとした核が必要。それには国民の心のよりどころである皇室しかない。京都で
皇室の儀式を執り行うなど、居住地を含めて提案したい」と話している。
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