12/03/12 12:36:11.99 WG28LCL7O
>>182
■なぜ、ガレキを処理しないと、復興が進まないのか?
ガレキの仮置き場はどこか?
多くは公有地。それでも足りないから、民有地にも頼んで置いてもらっている。つまり、町の中や近く。
(因みに、阪神淡路大震災の場合は、ガレキは主に港湾地区の埋立地)
公有地は、これからの街づくりで有効利用する場所(例えば商店街など)。
学校の校庭も処理を待つガレキで埋め尽され、これでは学校の再開はもちろんできず、子供達も戻って来れない。
民有地の場合、住民達の自分の土地にガレキが乗っている(その気持ちが理解できるか?)。土地をかさ上げし整備することになっている。
しかし、全部、ガレキの仮置き場でストップ。『自分の町に戻ることもできない』。
2年(2014年3月までにガレキ処理完了)と言わず、1日でも早く処理したい。
ガレキ処理に関わっているのは、観光や水産業の人が多い。だから、『ガレキ処理に関わっていると、観光や水産業の復興、生活再建が進まない』。
■なぜ、東日本大震災から半年経ち、急に震災ガレキの焼却処理の話が出てきたのか?
震災ガレキの8割以上は、一般住宅。
その家の中に、万が一でも行方不明者の遺体がないかと、慎重にやってきた。
被災地に行った人ならば解るが、ガレキがあちこちに積み上がっていて、そこに白い旗が立っていた。
その下に行方不明者がいないか、自衛隊や警察が捜索終了したという目印。
他の国ならば、早い時期にさっさとブルトーザーでガバッと集め撤去してしまっただろうが、慰霊の気持ちを大事にする日本では、それができない。
それで、ガレキを仮置き場に撤去するのにも、時間がかかってしまった。
そして、夏~秋頃から焼却処理することになった。
■「全国で処理させる法律を作れば良い」と言う人がいるが…
法律は作った、特措法を。それに基づいて行なっている。「国が要請をする」「国が財政的に責任を持つ」というスキームになっている。