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このところ、バラエティーやCMでよく見かけるオーストリア人とのハーフのモデル、トリンドル玲奈(20)。
話題のソフトバンクのCMが鳥取県民からブーイングが起きているという。
問題になっているCMは2月下旬から3月初旬にかけて放送された鳥取砂丘編。
CM中、トリンドルが「鳥取はまだ糸電話」と言い、実際、鳥取砂丘で彼女が糸電話で話しているシーンが織り込まれているのだ。
お父さん犬(通称カイくん)が「ほんとか?」と聞くとトリンドルは「そんなわけないじゃん」と否定して、
お父さん犬にキスをして終わるという内容だが、否定するなら「最初から言うな」との意見が多いのである。
そのため、このCMに対して、鳥取県民や鳥取出身者はネット等で不快感をあらわにしている。
「鳥取は糸電話、というCMがありますが、鳥取(人)を侮辱していると思いませんか?」「鳥取って糸電話なの、って幼稚園児でも聞かない」
「好意的に受け取りにくいと思うよ」など批判的な書き込みが相次いでいる。
ただし、地元ではCMを逆手にとり、鳥取砂丘で糸電話実証実験を行うなど盛り上がっている。
さらに、地元観光業者の間では糸電話をお土産にしようという構想も浮上しているという。
とはいえ、鳥取県民の間では「やはりこのCMは小ばかにしている」との意見が根強いまま。
鳥取出身の芸能評論家・金沢誠氏も「やはり鳥取で生まれ育った人間からすると、このCMはあまりいい気がしなかった。
鳥取は以前から過疎化が大きな問題で、遅れている地域だと遠まわしに言われているような気がするので」と語る。
ソフトバンクはこのCMの放送を短期間で打ち切り、自転車に乗るトリンドルとお父さん犬のCMに切り替えた。
それでも鳥取県民の間で「糸電話論争」がしばらく続きそうな気配である。
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