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2012年3月9日、中国で現在開会中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、南京芸術学院の
鄒建平(ゾウ・ジエンピン)院長が、国家規模の抗日戦争記念施設の建設を提案した。今年は
日中戦争開戦から75年目にあたる。
「国家のために犠牲になった人々を忘れてはならない」として南京市での建設を提案したのは、
「中国人民抗日戦争勝利記念園」。この起案について鄒氏は、名古屋市の河村たかし市長による
「南京事件否定」発言の影響も示唆した。「名古屋市長に代表されるように、中国侵略の史実を
否定する日本人が少数存在する」とし、彼らに対する反論手段だとしている。
南京市にはすでに「南京大虐殺記念館」「抗日航空烈士記念館」といった施設が存在するが、
「それらは歴史事件単体や、抗日英雄の人物紹介に限られていた。抗日戦争勝利記念園は、
中国人民による抗日戦争の歴史を全面的に伝えるものである」と主張し、全国の各民族や青少年に対し、
歴史を風化させず愛国主義教育を施すため、また、中国が人類の平和や調和のとれた世界の建設に
尽力している大国とのイメージをアピールするために有効であるとの考えを表明した。
ソース:URLリンク(news.livedoor.com)
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