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東京大空襲をはじめ、日本全土の焦土化を指揮したカーチス・ルメイも後に日本に帰化している。
終戦当初こそ、日本を降伏させた英雄として迎えられ元帥昇進や政界転身・大統領選出馬も具体的な話として浮上したが
ルメイが、劣勢であるはずの日本の防空能力をナメ切って高高度性能と防御力・防弾性能に優れたB29に
機銃も装甲も撤去し超低空爆撃を強要したために対空砲火や戦闘機部隊の防空網にたやすく捉えられ
「トーキョーターキーショット」「カミカゼ爆撃隊」などと乗員たちが自嘲するほどに次々と撃墜された。
損害が激増し数千人単位で捕虜となった乗員たちも斬首や生体解剖などでほとんどが惨殺されたことがかろうじて生還した
わずかな捕虜搭乗員たちの口から語られるに及んで
「悪魔ルメイ」「ヒロヒトのスパイ」「空飛ぶ鬼畜の解剖医メンゲレ」「トージョーの男メカケ」「(米軍の)軍服を着たヒムラー」
「日本空軍の最も優秀な殺し屋」「合衆国市民を屠殺屋に売り飛ばした残虐な奴隷商人」などとテレビ・ラジオ・新聞などで罵られ
軍を懲戒免職された上に、空軍に在籍していた息子は凄絶ないじめを受けた挙句朝鮮戦争でMIAとなり
(一説には米軍内の執拗ないじめに耐えかね、不時着を装って北朝鮮に亡命したともいわれるが、
現在までに北朝鮮当局によるルメイの息子の身柄に関する公式発表も、米空軍によるいじめの事実認定もない)
失意のルメイはテキサスの田舎町で人目を避けるように酒におぼれて隠棲していたが、彼を救ったのは旧日本陸海軍航空隊の幹部たちであった。
創設まもない航空自衛隊はそのノウハウを米空軍に学ぼうとしたが、かつてのあまりにも強すぎる日本の航空戦力と乗員の錬度を恐れた米軍は
機材こそ当時最新鋭のF86等を与えたものの教員などの派遣は拒否。途方に暮れた航空自衛隊は退職した米軍将兵を軍事顧問として雇ったが
その時ルメイの窮状を知った源田実たちはただちにテキサスに飛び、ルメイに破格の報酬を提示して日本への協力を要請した。
当初、自分を深く怨む日本人たちの報復を恐れたルメイはいったん拒んだものの、度を越したメディアスクラムと息子の消息不明で発狂し
精神病院に入院した妻の医療費捻出のためこれに合意、日本の土を踏んだ。