12/03/09 07:10:56.95 0
>>1の続き
ルペン氏は父親の前党首に比べ、政治的立場は現実的だが、4日の南仏マルセイユでの集会で
「移民が(フランス社会に)溶け込むのは無理」と訴えるなど、反移民色を強めている。
仏紙リベラシオンによると、ジュペ外相が「もっと議論すべき大きな問題があるはずだ」と発言するなど、
サルコジ政権内からも選挙戦での移民攻撃の過熱を懸念する声が出始めている。
◇独からの選挙協力、足踏み
【ベルリン】フランス大統領選で現職のサルコジ大統領を応援すると明言したドイツのメルケル首相に対して、
ドイツ国内で「外国の選挙に干渉するのはタブーだ」と批判の声が上がっている。
一方、フランス最大野党・社会党のオランド前第1書記への支援を約束した中道左派・ドイツ社会民主党も、
オランド氏の「あまりにも左寄り」(独誌シュピーゲル)の姿勢に警戒を強めている。
国境を超えた独仏の選挙協力は足踏み状態が続いている。
メルケル首相は2月6日、サルコジ大統領と共に仏国営テレビに出演し、
「私たちは友好政党。応援するのは当然だ」と選挙支援を正当化した。
ユーロ危機への対応で共闘し、親密さから「メルコジ」とも呼ばれるサルコジ氏との二人三脚ぶりを内外に見せつけた。
だが、一国のトップが外国の選挙に干渉するという「掟破り」(独紙ウェルト)には批判も強く、
身内の連立政権内からも「抑制すべきだ」(ウェスターウェレ独外相)と戒める声が出ている。
世論調査でも有権者の6割が「応援に反対」と回答し、具体的な応援日程は固まらないままだ。
一方、オランド氏への選挙協力を表明した野党の独社会民主党もオランド氏の急進的な政策に戸惑いを隠せない。
特に、富裕層に最高税率75%の所得税を課す構想は「ドイツでは受け入れられないだろう」
(マッタイス連邦議会議員)と疑問視する意見が多い。
また、年金受給開始年齢について、ドイツは06年に65歳から67歳への引き上げを決めたが、
オランド氏は62歳から60歳への引き下げを目指すことを公約に掲げる。
ドイツでは「まるでユートピア」「非建設的だ」との指摘が続出。
独誌シュピーゲルによると、シュタインブリュック前独財務相は「オランド氏は無邪気すぎる」と不安を口にしているという。
以上