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★那覇市議、女性蔑視発言を謝罪
・那覇市議会(永山盛廣議長)2月定例会で、少子化対策には女性の早婚こそ適切とする
持論を述べた與儀實司市議(57)=自民・無所属・改革の会=が6日、「女性に対する
人権侵害や蔑視といわれかねない発言があった」などと謝罪、市議会に対し、該当する
約10分間の発言全部の取り消しを申し入れ、全会一致で取り消しが認められた。
女性の5市議全員の要求に応えたもので、永山議長は混乱を招いたとして與儀市議を
呼び反省を促した。
與儀市議の発言に抗議した大浜美早江市議(59)=公明=ら5人は「一連の文脈の全てが
不適切。女性は出産のためだけに結婚するわけではない。不妊などに悩む人々にも
全く配慮がない。『産む機械』発言を連想する人権侵害で、女性蔑視」と訴えた。今回の
対応を受けて再度追及しないとした。
與儀市議は5日の個人質問で、持ち時間15分のうち約10分間、持論を展開。「女性が
結婚しないと子どもは生まれない」「女性もいい時(25~35歳)にPRすれば間違いなく
求める人もいる」「独身の女性は40歳を過ぎると…男性との距離が広がる」「男性は70、80歳でも
子どもを生める」となどと発言していた。
当初、持論に当たる発言全部の削除や謝罪を求められた與儀市議が「少子化対策を論議して
ほしいという趣旨が伝わらなくなる」などとして調整が難航。本会議開会は約1時間遅れ、閉会も
午前中の見込みが夕方までずれ込んだ。
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