12/03/07 06:49:27.39 BAnex3nY0
>>896
ILIウイルスは人間の粘膜と接触し、人間のシアル酸受容体により人間の細胞内に取り込まれる。
ILIウイルス自身はH=ヘマグルチニンを持っているだけであり、ILIウイルスには細胞内に侵入する術は持っていない。
人間にシアル酸受容体がある限り、H=ヘマグルチニンを持っているILIウイルスは、必ず人間の細胞内に取り込まれる
現在のワクチンは、インフルエンザウイルスの表面たんぱく質に対するIgG抗体を体内で作り出すモノ。
体内にウイルスが侵入すると、このIgG抗体がウイルスの表面たんぱく質にくっつき、
ウイルスが持つ毒素を中和する。
現在のワクチンでつくられる、このIgG抗体は、血中でウイルスの毒素を中和するもので、
この抗体がウイルスに対して働くためには、ウイルスが血中・・・
つまり、細胞内に侵入しなければならない。
だから、現在、日本で使われているワクチンでは、感染自体は防げないんだ。
感染しても、ワクチンによって作られたIgG抗体が働いて、ウイルスが持つ毒素を中和している間に
人間の免疫では同時に、ウイルスに感染した細胞を壊す働きを持つ細胞傷害性T細胞(CTL)が作られ、
ウイルスに感染した人間の細胞を壊して、ウイルスが増えるのを抑える