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全米で原子炉の設計、建設、運転などに携わった原子力専門家アーニー・ガンダーセン氏の最新刊
「福島第一原発―真相と展望」(集英社新書)の帯コピーでは、小欄タイトルに記したような
恐ろしい警告が発せられている。
そのガンダーセン氏が先月、出版を機に来日し記者会見に臨んだ折、政府が「冷温停止状態」を
宣言している福島第1原発でどこが一番心配なのかを聞いてみた。
「4号機がワースト(最悪)だ。ブルックヘブン米国立研究所が、燃料プールで火災が起こった場合の
シミュレーションをしている。燃料プールには格納容器がない。もし(4号機も該当するマークⅠ型原子炉で)
火災になった場合、18万6000人が死ぬと言われている。これは特定の場所を想定したものではなく、一般論だが」
ガンダーセン氏は原発事故直後の昨年3月15日、日本政府より1か月も早く「事故はレベル7だ」と
CNN放送で明言し、18日には同じくCNNで「核燃料の70~80%がメルトダウンしているだろう」と喝破した。
3号機の爆発が、1号機と違う「穏やかな臨界爆発」だったとも指摘している。そのガンダーセン氏が
最も気にかけているのが4号機というわけだ。
震災発生時、4号機は定期検査で停止しており、炉心に核燃料は入っていなかった。だが、使用済み
燃料プールには、通常の原子炉数個分の使用済み燃料が収まっている。しかも、一部は事故4か月前に
取り出されたばかりのため高い崩壊熱を放出。使用済み燃料から発せられる核種には毒性の高いものもあると言われ、
その上、爆発の影響でプールの下部構造が弱まった。東京電力は補強工事を施しているものの、「4号機は
いつドサッといってもおかしくない」と作家広瀬隆氏が講演会で警鐘を鳴らしているように、崩壊への懸念が強い。
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(www.tokyo-sports.co.jp)