12/03/06 16:28:55.99 0
日本原電敦賀原発1、2号機の敷地を通る活断層「浦底(うらぞこ)―柳ケ瀬山断層帯」
(浦底断層)は少なくとも全長35キロあり、マグニチュード(M)7・4程度と従来の想定の
2倍以上に当たるエネルギーの地震を起こす可能性が高いことが5日、産業技術総合研究所の
杉山雄一主幹研究員らの調査で分かった。
浦底断層の南部にある複数の断層が広域で連動する可能性もあり、杉山氏は
「最悪の場合も考えないといけない」として、大規模な連動地震についても考慮すべきだ
としている。
政府の地震調査委員会や日本原電は連動する他の断層も含め、全長25キロでM7・2程度と
評価しており、過小評価だった可能性が高い。原発の立地場所として問題があることを
示すもので、安全性の再検討は必至だ。日本原電は「現段階では、コメントは何もない」
としている。
杉山氏は、原発の耐震性を評価する経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議の委員。
杉山氏によると、日本原電の音波探査結果などから、敦賀原発の東側の敦賀湾で
浦底断層から2~3キロの位置に複数の活断層があり、浦底断層と同時に動く可能性が
高いと分かった。全長は35キロとなる。こうした海底断層は、日本原電や国の安全審査では
考慮してこなかったという。
浦底断層は上下と横にずれており、全体では1回の活動でのずれは3メートル以上と判明。
ずれの大きさから断層の長さを求める計算式に当てはめると約39キロとなり、音波探査の
結果から判断した35キロとほぼ同程度の長さとなった。
これまで日本原電は約1・7メートルのずれを想定していた。
杉山氏は、南側にある滋賀県の断層と連動する可能性も指摘。まだデータが十分ではない
部分もあるが、ずれは5メートル近い可能性があるという。
浦底断層の西側の原子炉建屋直下にも多数の断層があり、同時に動く危険性が指摘され、
日本原電が調査中。保安院は「同時に動くと確認されれば、立地不適格となる」としている。
(一部省略)
ソース:福井新聞
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)