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東日本大震災後の活躍で自衛隊の好感度は急上昇したのに、入隊希望者は予想ほど増えなかった。
防衛省高官が残念そうな表情を見せる◆災害派遣を強い志望動機にした人は多かった。
一方で「あんな危険な仕事はさせられない」と、両親、特に母親が反対する例が目立ったという。
結果的に、高卒の志願者がやや増加したが、大卒の幹部候補生と防衛大学校の志願者は減った◆
少子化に伴う18歳人口の減少に加え、最近の若者は安定志向が強い。
きつい、汚い、危険の「3K」のイメージが根強い自衛隊への志願者を減らさず、隊員の質を維持するのは容易ではない◆
陸上自衛隊も知恵を絞っている。来年度の募集ビデオには、あえて多少頼りなげな隊員を起用する。
「最初から“ミスター自衛官”のような隊員はいない。みんな鍛えられて成長するのだから」◆
阪神大震災で陸自隊員に助けられた小中学生が、数年後に陸自に入隊した例が少なくない。
昨年はそうした「阪神世代」の隊員も東北の被災地で汗を流した。
数年後には「東日本世代」が我々の仲間に加わるのでは―そんな期待を語る陸自幹部もいる。
(2012年3月5日01時12分 読売新聞)
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