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東京電力福島第一原子力発電所の事故で、国の原子力安全・保安院が、事故から1週間後に、1号機から
3号機でメルトダウンが起きたとみられると分析していたことが分かりました。
しかし、「正式に出したものではない」として公表せず、国民への説明などの初期の対応に生かされ
ませんでした。
原子力安全・保安院は、去年3月11日の福島第一原発の事故のあと、原子炉の状態を分析するチームを
つくり、水位や圧力、それに格納容器の放射線量などを基に解析しました。
その結果、分析チームは、事故から1週間後の3月18日に1号機から3号機で、原子炉の核燃料が溶け
落ちるメルトダウンが起きたとみられるとしたうえで、原子炉へ外から水を入れていて、とれる対策は
続けていると評価したということです。
しかし、原子力安全・保安院は「結果は正式に出したものではない」として公表せず、国民への説明などの
初期の対応に生かされませんでした。
原子力安全・保安院は「当時はデータの信頼性に問題があると判断し、参考にした程度で公表しなかったが、
今後の教訓にしたい」と話しています。
メルトダウンについて、原子力安全・保安院は、事故翌日の3月12日の会見で「1号機で核燃料の一部が
溶け出したとみている」と発表しましたが、その後明確な説明はなく、事故の2か月後の5月に、東京電力の
「メルトダウンしたとみられる」という解析結果を正式に認め、発表の遅れが課題となっていました。
▽NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)