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津波に加え原発事故の影響が続いている南相馬市では、家族の避難や体調不良などを理由に3月末までに
全職員の1割を超える101人が早期退職する見通しで市は県などに職員の派遣を要請することにしています。
南相馬市によりますと、満60歳の定年を待たずに退職する早期退職者は震災前までは毎年度20人から30人
程度でしたが今年度は101人に上る見通しです。
これは全職員の1割以上にあたり過去最も多くなっています。
内訳は市立病院の看護師など医療職が目立って多く、68人が早期退職する見通しです。
早期退職の理由としては家族の避難や体調不良、避難先などで両親が体調を崩して介護する必要が生じたなど
震災や原発事故に関連するケースが目立ったということです。
また定年退職する職員も含めると今年度末にはあわせて138人の職員が退職するため、市では業務に支障が
出ないよう県などに職員の派遣を養成するとともに定年退職者を再任用したり、非常勤職員を臨時雇用したりして
対応することにしています。
これについて桜井勝延市長は「職員の大量退職は市の財産が失われるのに等しい。あらゆる手段で職員の採用を
検討すると共に退職者を増やさないため職員の精神的ケアや健康管理にも配慮していきたい」と話しています。
南相馬市 早期退職が増加 - NHK福島県のニュース
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