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また、スマートフォンの通信速度においては、すでに他社の超えているとの見方を示した。
「しかし、それでも繋がらない」と孫氏は語る。その要因は、900MHz帯を持っていない「不平等な戦いを強いられた」(孫氏)ためだと言う。
孫氏は、900MHz帯の許認可を得ておらず、不利な割り当て状況は「言い訳でなく事実」と話した。
このため、非効率な設備投資をせまられることになったという。
だが、900MHz帯を獲得した今、こうした「繋がらない言い訳」は通用しなくなる。
孫氏は「これからはいよいよ言い訳できない状況。平等な戦いになる」と話す。
同社の主力であるiPhoneは現在、ソフトバンクの2.1GHz帯を利用してサービス展開されている。
900MHz帯を獲得したことで同氏の言う「繋がらないソフトバンク」は、「一気に改善する」(孫氏)という。
会見で孫氏は、「一気に」という言葉を多用した。基地局設備は「一気呵成に展開する」
「繋がる場所は一気に増える」「iPhone 4/4Sを既に使っている人は一気に改善する。
(iPhoneユーザーが)900MHz帯に一気にバイパスするため、残った2.1GHz帯のユーザーはスカスカな状態。
iPhone以外のユーザーにもメリットがある」「一気に急拡大していく」などといった具合だ。
また、同氏は「一気に」事を進める背景には3月11日の東日本大震災があるとし、「3月11日のあの震災に、身体中が震えた。
涙がとまらなくなった。我々が担っている通信はライフライン。もし、あの震災のときに、我々の電波がもう少し先まで届いたならば、
亡くなられた命が救えたのではないか。これは我々の責任で、命をかけた責務。心の底から断腸の思いで自分たちの力の足りなさ、
責任の重さを痛感した」などと話した。