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★「情報来ない」「もういい」…菅氏の混乱指摘
・「福島原発事故独立検証委員会」が27日、民間の立場から公表した東京電力福島第一
原子力発電所事故に関する報告書では、菅首相(肩書は当時、以下同)の指揮の問題点や、
政府の危機管理の不十分さが数多く指摘されている。
報告書は首相官邸の初動対応について、「(昨年3月)15日に対策統合本部が設置されるまで、
菅氏に対する原子力災害時のマニュアルや関連法制について事務的な説明が一度も
行われなかった」と指摘。首相秘書官らが六法全書のページを慌ただしくめくりながら、
原子力災害に関する基本法制を一から確認していたことを明らかにした。
菅氏の官僚に対する対応のまずさも記されている。
菅氏が「全然俺のところに情報が来ないじゃないか」といら立ちを表明するたびに、関係省庁が
大急ぎで説明資料を作成し、報告に上がろうとするが、説明を開始してまもなく、「事務的な
長い説明はもういい」と追い出されるパターンの繰り返しだったとしている。
菅氏は官僚不信を強め、個人的な人脈を頼って携帯電話で外部有識者から情報を収集。
官邸スタッフには菅氏とブレーンの携帯電話でのやりとりの内容が明かされず、スタッフの
1人は「何の責任も権限もない人たちが、密室の中での決定に関与するのは問題だ」と証言。
枝野官房長官も「常に(任命を)やめた方がいいですよと止めていた」と明かしている。
報告書は、東電による原発からの撤退申し出を拒否したことや、東電本店に乗り込んで
対策統合本部を設置したことを例に、菅氏の行動力や決断力について、評価もしている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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