12/03/01 14:08:46.89 0nnrSJlIO
★福祉・セーフティネットの受給なのに、社会と距離を取らせ孤独に追いやる、日本社会。日雇いとして、日本を支えてきた本当の貢献者なのに…
■参考
◆“無縁老人”をどう支えるのか~生活保護急増の中で~[クローズアップ現代 2012/01/12]
■《弱者の居場所がない日本社会》
現実は、築年数が古く一般の入居者がいなくなったアパートしか、生活保護高齢者を受け入れてもらえない
◆生活保護高齢者が集まるアパート(5世帯以上)
▽東京都新宿区…128棟
不動産業者では、生活保護高齢者は「福祉の方・福祉の人間」と呼ばれている。保証人は不要。家賃は、どこも生活保護の住居費上限額5万3700円。
■生活保護で孤独になる高齢者
◆人と一切会わない日はあるか?…ある+時々68%(生活保護の単身高齢者が集まるアパートをまわり、回答150人)
▽ある…39% ▽時々ある…28% ▽ない…27%
■孤立する高齢者を見守るのは、自治体のケースワーカーの役割。しかし、生活保護の急増で十分に支援できていない。
▽新宿区の生活保護…約8400世帯 →▽ケースワーカー1人…受け持ち100人
■《人間ブロイラー行き》の《五重の排除》…教育から、企業から、家族から、公的から、自分自身=人間的尊厳から
①教育からの排除
②非正規雇用の拡大で企業福祉からの排除
③家族福祉からの排除
④公的福祉からの排除
そして最後に辿り着く ⑤自分自身(尊厳)からの排除
『貧困は、自己責任が問えない。なぜなら、貧困を無くす(救済する)ことは、政治の責務・機能だから』
■現金支給の意味…《生きる喜びを、確かなものにする》
現物支給やフードスタンプでは、「罰・恥」と思わせ、「負い目」を感じさせてしまう。
『生活保護への心理的ハードルが高ければ高いほど、その受給には強い挫折感と敗北感が伴う』。
『まさに拷問の目的「屈辱を与えることで、抵抗する気持ちを打ち砕く」と同じ』。
『つまり、「生活保護は受けるな。自立自助だ」そうした倫理感の強過ぎる社会は、
生存を確保するためにやむを得ず受給に至った人達の、挫折感と敗北感を強化し、《自分自身(尊厳)からも排除》させてしまう』。