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・2月29日付の毎日新聞の「君が代起立条例:大阪市も 議会可決、教員起立義務づけ」
という記事によると、「橋下徹市長は私立学校の教職員に君が代の起立斉唱を義務付ける
条例案を提出し」、「大阪維新の会、公明、自民」による調整の末、「一部修正で合意し、
賛成多数で可決、成立した」という。昨年には、同じ内容の条例が大阪府議会で成立している。
一つの疑問は、大阪市は大阪府に含まれることから、すでに大阪市には「君が代起立条例」が
適用されているにもかかわらず、あえて大阪市も市議会で条例を可決させている点である。
同じ条例を府と市で成立させることの意味や効果と、そのために議員たちが費やす時間を
考えれば、「大阪市は無駄なことをやっている」と思われても仕方がないような気がする。
では、「財政再建」を声高に叫ぶ橋下市長が、何故無駄と言われるのも覚悟の上で「君が代
起立条例」にこだわるのか。「維新」というよりも、橋下市長の「威信」がかかった条例だと
解釈すれば、府と市がわざわざ同じ内容の条例を成立させることの意味も見えてこよう。
ここで、「君が代」が流れたときに起立して斉唱するべきかどうかを考えてみよう。言うまでもなく
「君が代」の歌詞は天皇の万世一系を祈念する内容の歌詞である。そして、第2次大戦後に議論
されてきたことは、私たち国民が天皇そのものについて歌うのか、天皇を国民統合の象徴と
位置付けた上で歌うのか、ということであった。戦前と戦中は前者として、戦後は後者として
位置付けられてきたとの見るのが一般的であろう。
また、歌に天皇が関連することから、「君が代」は右翼と左翼の思想的な対立を生み出していた。
「君が代」により「伝統」や「愛国心」、そして「忠誠心」などが育まれることを主張する右翼と、
「軍国主義」や「崇拝」などを危惧する左翼の対立である。(>>2-10につづく)
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