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東北朝鮮初中高級学校(仙台市太白区)への補助金支出に絡み、
仙台市の奥山恵美子市長は27日、朝鮮学校の教育実態について、
「指導権限がないので把握してこなかった」としたうえで、「日本語に
訳された高級部(高校)の現代朝鮮歴史の教科書を見ると、大変不適切な記述があり、
非常に遺憾」との所感を表明した。
仙台市は平成5年度から毎年、同学校に補助金を支出しており、23年度は
支出差し止めを求める住民監査請求が棄却されたのを受けて、100万円を交付。
24年度当初予算案にも90万円を計上している。
奥山市長の所感は、市議会2月定例会の一般質問で、大泉鉄之助氏(自民)が
補助金支出は不適切との立場で、市長の考えをただしたのに答えた。
奥山市長は予算計上の理由を、「外国人学校で学ぶ児童、生徒の教育環境の
充実を図るため」と説明するとともに、「補助の対象を学校の図書、教材、
管理備品などに限定しており、その確認も行っている。目的に合わない使用が
判明した場合は厳正に対処する」との考えも示した。
同学校への補助金支出をめぐっては、県も3年度から
支出していたが、23年度から取りやめている。
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