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(>>2のつづき)
グリーはゲーム内での課金比率など詳細を開示していないが、ゲームに参加する全ユーザーの
数%がこのコンプガチャに挑戦し、同社に莫大な収益をもたらしているといわれる。
実際にどういうものなのか―。記者は、GREEで最も人気が高いとされる「ドラゴンコレクション
(ドラコレ、提供はコナミデジタルエンタテインメント)」のコンプガチャを試してみた。
登録ユーザー数が550万人を超えるドラコレは、コンプガチャの草分けでもある。試したのは
2月6日までの期間限定で開催されていた「コンプシート6」というイベント。(中略)
だが、1050円、次の1050円と計10回分の追加投資をするも、出る雰囲気すら感じられない。
「もうやめよう」。心が折れそうになる。でも、また決済のボタンを押す自分がいる。
すでに1万6800円も使ってしまった。後には引けない。「出るまでやってやる」。その直後だった。
次の1050円を決済した1回目、通算55回目にようやく最後の1枚を引き当てた。20倍の攻撃力を
誇るカードを手に入れ、ゲームイベントを最終到達地点のボスに勝つまで進めた。イベント最終日には
8万人ほどが最終地点にいた。つまり少なくとも8万人がコンプガチャも達成したと推測される。
550万人中の8万人になれたという達成感と優越感。と同時に、単なるゲームのイベントに2万円近くも
費やしてしまった自分に対する複雑な感情も襲ってきた。
ドリランドには、10回分の価格、約3150円で11回分のガチャを一気に回す「11連ガチャ」が存在する。
10回やるだけで3万円。単価が高い分、10万円まで簡単にいってしまう。
コンプガチャの恐ろしさを知る者であれば、5万円だろうが安く感じてしまうのだろう。だから数万円
という値付けでも大量の客がつく。複製方法をひそかに知っていれば打ち出の小づちを手に入れたも同然。
不正な換金が容易に成立する素地ができていたのだ。
一方で、正当にゲームを楽しみ、数万円、数十万円を課金してきたユーザーの怒りが
ゆがんだ形で露呈。ヤフオクでカードを購入したユーザーが購入元の個人情報を暴露。
それをもとに住所や電話番号、家族の仕事などが次々と暴かれ、売り手に罵詈雑言が
浴びせられた。(>>4-10につづく)