12/02/27 18:02:06.20 0
(>>1のつづき)
「ヤフオクでの過去90日の『ドリランド』関連出品を調べたら、上位30人で1億2000万円の
取引高。1000万以上の売り上げを出しているユーザーも2人いた」―。
不正行為が発覚した19日夜、アサップネットワークの西山社長のつぶやきがツイッター上を
駆け巡った。
そのトップを誇る、熊本県を発送元とする「C」さんは、不正行為が発覚する数カ月前から
掲示板などでは有名な存在だった。ヤフオク履歴を積み上げると、その数1500件超。金額は
3100万円以上にのぼる。
2月1日、グリーは「冬姫メイチェリ」という新たなSSRカードを追加した。それまでドリランド最強と
いわれていたカードをしのぐ能力を備えるだけに、入手は困難を極める。Cさんはイベント開始後
わずか数時間で、冬姫メイチェリをヤフオクに出品。
Cさん最大のライバルとなったのが埼玉県を発送元とする「H」さん。即決価格をCさんより安い
4万5000円~5万円とし、1日午前中から次々と売り始めた。
「ほぼ複製確実か」「HもCも複製で私腹が肥やせるからアレだよな」…。掲示板の住民はすでに
この時点で複製方法があることを確信していたようだ。
知られざる換金市場の実態。だが、なぜこうも多くの客が存在し、数万円から十数万円という
大金をはたくのか。
ソーシャルゲームは、ボスを倒せば終了する従来のゲームとは違い、終わりがない。
運営会社は新手のイベントを続々と用意し、出回る最強のカードよりさらに強いカードを
投入していくことで、一度囲い込んだユーザーが飽きないよう工夫を凝らしている。必然と
新たな最強カードは、より入手困難にせざるを得ない。よりお金がかかるということだ。
前述のように強いカードほど運任せのガチャで引き当てるのは困難。100回引いて1回も
当たらないようでは客離れを引き起こす。そこで導入されたのが、特定のカードをガチャで
コンプリートしたユーザーだけに「限定レアカード」をプレゼントするという手法だった。
いわゆる「コンプガチャ」である。超低確率のガチャよりは心理的な壁が低くなり、「射幸心」を
あおられやすい。(>>3-10につづく)