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NHK松山放送局で、記者らによるインサイダー取引事件で悪用された原稿閲覧システム端末を、
アクセス権限のない学生アルバイトが日常業務で操作し、局側も黙認している疑いがあることが24日分かった。
番組で誤った字幕が流れたトラブル調査の過程で判明した。管理体制の不備を重視。
全国の報道現場で外部スタッフ業務の実態調査に乗り出す。
誤字幕が流れたのは2月16日朝の地方ニュース番組「おはようえひめ」。
サイクリングイベントを伝えるニュースのなかで「窃盗の疑い 愛媛大教授逮捕」との字幕が約2秒間流れた。
原因を内部で調査したところ、問題の字幕は15日深夜、経験ある大学生のアルバイトが、
新しく宿直勤務につく別の学生に、字幕作成方法などを指導した際に作り、本番用台本に登録したまま
削除を忘れていたという。台本はパソコンで作成・管理しており、パスワードは不要だった。
緊急時には宿直の学生バイトが字幕を作ることもあったという。
さらに調査の過程で、原稿閲覧システム端末を「権限のない学生バイトが
操作することが常態化していた」と松山放送局関係者が証言していたことも明らかになった。
08年に発覚したインサイダー取引事件では、記者ら3人がこのシステムを利用して放送前の
特ダネ原稿を読み、株売買を行っていたため、NHKは閲覧できる職員・契約スタッフを約7割に絞った。
松山放送局では天気情報の確認という日常業務をこなすため、学生バイトがアクセス権限を持つスタッフの
パスワードなどを使って閲覧。局内で黙認されていたという。これまで悪用された形跡はない。
同放送局ではバイト自らがローテーションを組み、業務引き継ぎや研修を行っていた。
放送業務の一部をアルバイト任せにする勤務実態は、ほかの地方放送局でも
慣例化している可能性があるとみて、業務の見直しや管理体制強化を図る方針。
毎日新聞 2012年2月25日 2時32分(最終更新 2月25日 11時16分)
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