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40年も昔のお話。「テレビカメラはどこかね? 新聞記者の諸君とは話さないことにしてるんだ」と言い放ったのは、
退陣会見に臨んだ佐藤栄作首相だった。
怒った記者団は退席し、首相は無人の会見場でテレビカメラ相手にしゃべり続けた。
▼民主党の前原誠司政調会長は、どうやら佐藤シンパらしい。記事が気に入らないと、小紙記者を会見場から排除したが、
沖縄返還を実現した佐藤氏と違い、政治家としてさほど実績のない前原氏がやるのは40年早い。
▼彼のみならず民主党には、他者の批判を極端に嫌う党風がある。野田佳彦首相はたまにしかやらぬ会見以外では、
記者の質問には一切答えず、小沢一郎、菅直人の両元代表は、気に入ったメディアしかインタビューに応じない。
▼橋下徹大阪市長のように相手を言い負かす自信がないからだろうが、前原氏の言い分も書かなくてはフェアではあるまい。
会見に出られなかったので他紙を引用すると、「事実と異なることを人をおとしめるために書き続けるのはペンの暴力だ」と言ったという。
▼事実と異なるのなら、新党日本の田中康夫代表が命名した「口先番長」を拝借した小欄も謝らねばと、記事を読み返したが、
どの部分が事実に基づかないのか、さっぱりわからない。国土交通相就任時に宣言した八ツ場(やんば)ダム建設中止か。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での豹変(ひょうへん)ぶりか。まさかとは思うが、在日外国人からの献金か。
▼京大法学部から松下政経塾を出てすぐ政治家になった彼には世間知がなさ過ぎる。天下を狙うのなら一度、
国会議員をやめ、南京事件の発言で中国から嫌がらせを受けてもぶれない名古屋市長の下で修行し直すことを強くお勧めしたい。
ソース 産経新聞 2012.2.25 03:08 [産経抄]
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