12/02/25 11:24:57.05 Oz9HEq2zO
>>232
やれやれ
★『実は、最低保障年金は、現行の年金制度でも簡単に導入できる』。
先ず、今の年金制度では、『低所得者に対応した4段階もの免除制度があって、所得が少ない人にも対応できるようになっている』。
但し、この「保険料の免除制度」によって全員が月6万6000円をもらえるようになるわけではない。
現在の年金制度では、年金の半分は「税金」から支払われる仕組みになっている。
そして、保険料の免除対象者は、最低でもその「税金の分」の年金はもらえる。
しかし、あくまでも年金は「払った保険料に応じてもらえるもの」なので、『保険料が免除される場合は、その「免除された分」の年金については、もらうことができない』。
そこで、保険料の免除対象者もキチンと満額の6万6000円をもらえるようにするためには、『その「免除された分」を国が税金で負担してあげればいい』のだ。
つまり、最低保障年金の実現には、今の制度をわざわざ何十年もかけて大幅に変える必要性があるわけではなく、
『その免除されている部分に追加で税金を投入するだけで、「月6万6000円の最低保障年金」を作ることができてしまうのだ』。
そして、『それは1.7兆円、消費税で言えば0.7%程度の金額で作ることができる』。
因みに、民主党案では「月7万円の最低保障年金」を作るためだけに、新たに消費税を約4~5%も上げようとしている。
■さらに言うと、この「最低保障年金」の金額というのは、6万6000円に限らなくとも7万円でも8万円でもいい。
要は、「税金をどれだけ投入するのか」という話。
つまり、もしも国民的に「最低10万円は欲しい」となれば、単純に税金をそれだけ投入すればいい。
因みに、現行の制度で「月10万円の最低保障年金」を作るためには、12兆円あればいいので、新たに消費税を約5%上げれば可能。
結局、この最低保障年金は、空虚な財源論によってごまかされていたに過ぎない。
このようにキチンと解った上で、最低保障年金については「低所得者への将来の支援」として、「財源」も含めて議論をすればいい。