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パナソニックが東京本社ビル(東京都港区芝公園)を売却する方針を固めたことが24日、分かった。
東京の本社機能を今秋、旧パナソニック電工の東京本社だったビル(同区東新橋)に移す。
大阪府守口市の三洋電機本社ビルも、数年後をめどに売却を検討する。
三洋も含めた3社統合に合わせ、資産を圧縮して経営を効率化すると同時に、
重複する機能を集約してグループの連携強化につなげる。
旧パナ電工東京本社の「パナソニック東京汐留ビル」は、パナソニック東京本社が入る
「東京パナソニックビル」から北東約1キロにある。03年1月の完成と比較的新しく、
省エネ性能にも優れており、JR新橋駅に近く利便性も高い。東京パナソニックビルは1~3号館があり、
1号館はパナソニックや住友不動産が所有する形態で証券化済み。今後、2、3号館は売却する。
一方、三洋の東京ビル(東京都台東区)は当面、電池事業などの拠点として存続させる。
パナソニックは12年3月期に7800億円にのぼる最終赤字に陥る見通し。【宮崎泰宏】
毎日新聞 2012年2月24日 10時54分(最終更新 2月24日 12時09分)
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