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「条例や職務命令は重たい。プレッシャーは相当なものだった」。卒業式を終え、府立高校の校長の1人は、
そう振り返った。この学校でも、国歌の起立斉唱に反対する教職員が複数おり、卒業式前に校長室で、改めて
職務命令の趣旨を説明したという。
校長は「『命令だから従いなさい』というのは、組織を預かるものとして心苦しい」と、府教委と現場教員の
狭間に立たされた複雑な胸中を明かした。
校長室では、教職員たちの方から「子供たちに、式を混乱させる姿を見せてはいけないと思っている」と
語ったという。
この日の式典では全員が起立し、安堵の表情を見せた校長は「子供たちよりも、教職員の動向がクローズ
アップされることは残念」とも話した。
別の高校の男性教頭は、「全員座った状態から司会者が起立を促したが、全員きちんと起立していた。
条例にはいろいろ意見があるだろうが、決まったことは従うべきだ」と話した。
一方、不起立の教職員がいた高校の校長は「府教委の指示通りに職務命令も出し、粛々とやってきた。
生徒主体の式典にしたいという思いはあったが…」と、言葉少なだった。
今後、卒業式を行う高校の校長は、6校で8人の教員が起立しなかったという情報を府教委からのメールで知り
「そんなにいるのかと驚いた」と打ち明けた。
一方、この日の卒業式に出席した女性教諭は「『国歌斉唱』の声がかかると、参列者は全員起立して斉唱した。
地域の人や来賓も参列して起立しているのに、迎える側が座っているというのは、思想云々というより、振る舞い
としてどうか」と述べた。
そのうえで、「6校で8人が起立しなかったということは、条例の効果はあまりなかったのではないか。特に
退職間近の教員なら、(処分を受けることも)怖くないのかもしれない」と話した。
▽産経ニュース
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