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ニートと呼ばれる中でも働く意思のある若者を「レイブル」(「遅咲き」の意味)と呼び、就労支援を強化する事業が大阪で本格的に動き始めている。
「親に依存する」というネガティブなイメージのあるニートに抵抗を感じる若者からも支持を受け、名称の定着が広がりつつある。(佐々木詩)
◆NPOが橋渡し
「僕の夢は仕事に就いて1人暮らしをすること」「彼女が欲しい、結婚したい」…。大阪府が主催し、新名称「レイブル」を広める目的で21日、
大阪市内で上演された演劇。そこでは、役者として参加するレイブル本人たちの本音が響いていた。
レイブルとは、英語で遅咲きの人間を意味する「レイト・ブルーマー」の略語。長期にわたって自宅に閉じこもり社会活動に参加しない状態の「引きこもり」や、
職に就かず家事・通学をしていないニートと区別し、就職面接を受けに行くなど働く意思はあるものの、肉体的・精神的な事情から就職に至らない若者を指す。
昨年11月、大阪府が若者の自立支援事業として、ニートと呼ばれる若者を集めた会議でこの名称が決まった。
「不登校の後、社会的なキャリアの再構築ができず履歴書が真っ白だったり、いじめや虐待の経験から人間関係が苦手な若者は就職活動が困難。
働きづらさや生きづらさを抱えて生きている」。こう話すのは、大阪府から事業委託を受けているNPO法人「トイボックス」事務局長、栗田拓さん。
レイブルの定義の周知と「電話対応は難しいがデータ入力は得意」など、個人の特性を企業側に理解してもらい
“適材適所”で雇用してもらうシステムの拡充を目指す。
産経新聞 2月23日(木)7時55分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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