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愛知県は23日、同県犬山市の自動車部品製造会社「大同メタル工業」(本社・名古屋市)犬山事業所で、
有害物質を含む強酸性の廃液が地下に漏れる事故があったと発表した。
県は敷地内や事業所周辺の井戸水を採取するなどし、汚染の状態などを調べている。
県環境部によると、漏れたのは自動車部品などをメッキ処理した後に出る廃液で、
高濃度の鉛やフッ素、ホウ素などの有害物質が含まれている。
特別管理産業廃棄物として処理するため、事業所内のコンクリート製貯蔵槽で保管していた。
同社によると、今月17日から20日までの間、最大8000リットルが漏れたとみられる。
担当者が20日夜、廃液が減っているのに気付き、21日に貯蔵槽を空にして調べたところ、
底が一部破損しているのが確認されたという。
貯蔵槽内部には耐酸性の処置が施されていたが、長年の使用で劣化したらしい。
同社は、廃液で汚染された土の除去を進めており、
「地域住民や関係者に深くおわびするとともに、再発防止に万全を期したい」としている。
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