12/02/23 22:03:39.76 0
政府が先に閣議決定した税と社会保障の一体改革の大綱に
「衆院議員定数80削減」を明記したことについて、野党側は
22日の衆院予算委員会や衆院選挙制度改革をめぐる
与野党の幹事長・書記局長会談で激しく反発した。
野田佳彦首相や岡田克也副総理は同委員会で苦しい答弁を繰り返した。
民主党の輿石東幹事長も野党側に改めて政府・与党の見解を
示すと表明せざるを得ず、新たな火種を抱え込むこととなった。
自民党の鴨下一郎元環境相は予算委で
「びっくりした。閣僚が我々の身分を閣議決定していいのか。内閣の越権行為も甚だしい」
と批判。岡田氏は「指摘はもっともなところがある」と認め、首相も
「(大綱は)政府・与党それぞれが連携・協力しつつ
実現に取り組むとあり、理解してほしい」と釈明した。
鴨下氏が食い下がると、岡田氏は「ここ(大綱)に書いたいろんなことが
そのまま決まるわけじゃない」と、首相が政権の命運をかける
一体改革の重みを自ら否定しかねない発言までした。
幹事長・書記局長会談でも野党側は
「議院内閣制がわかっていない」(自民党の石原伸晃幹事長)、
「各党が協議している最中に極めて遺憾」(公明党の井上義久幹事長)などと反発。
輿石幹事長は「政府・与党で対処する」と約束し、その場を収めるしかなかった。【坂口裕彦】
毎日新聞 2012年2月23日 東京朝刊
URLリンク(mainichi.jp)