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名古屋市の河村たかし市長の発言が波紋を呼んでいる。2012年2月22日付の中日新聞によると、中国の南京市からやってきた訪問団との面談の際、
日中戦争時に起きたとされる南京事件について、河村市長が「僕はあの、真の中日友好のためにも、南京事件というのはなかったんじゃないかと。
通常の戦闘行為はあったけどね。残念だけど」と発言したのである。
一応、発言の文脈を追っておこう。河村市長の父は南京で終戦を迎えた。その父が所属す部隊は、南京の寺で「温かいもてなし」をうけた。
そして、父はそのお礼に、寺へ「サクラの木を1000本プレゼント」した。「いわゆる南京事件は(終戦の)8年前の昭和12年。
もしそんなことがあったら、なぜそれほどまでに日本軍に人に優しくできたのか、理解できない」。だから、「南京事件というのはなかったんじゃないか」
と河村市長は言うのである。さらに、南京事件をなかったことにすることが、「真の中日友好のため」になるような言い方もしている。
南京事件とは、日本軍が1937年に中国・南京市を占領した際に、中国軍の便衣兵(軍服を脱いで平服を着た兵士)や一般市民を殺したとされる事件のことだ。
南京事件については、その期間からはじまり、残虐行為をした範囲や殺した人数なども含め、学者やジャーナリストによる多くの議論がなされてきた。
しかし、日本ではいまだに定説と言えるようなものはなく、大量虐殺を指摘する中国側の見解とのギャップは埋まっていない。
この事件に関して、筆者は大学時代から関心を持ってきた。虐殺の肯定派の本も否定派の本も数多く読んできたが、
あくまでも個人的には「少なくとも万人単位の虐殺はあったのではないか」と考えている。
戦争状態の地域における死者の数や死因などを究明することは大変困難な作業である。多くの場合、被害者側は被害を多めに語り、
加害者側は加害の事実を隠蔽する。(>>2-5へ続く)
サーチナ 【社会ニュース】 2012/02/23(木) 11:35
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