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【ワシントン=山田哲朗】物質を構成する素粒子の一種ニュートリノが光より速く飛んだとする衝撃的な実験結果は、
間違いだった可能性が22日、浮上した。
実験を行った国際研究グループ「OPERA」は近く声明を発表、5月から再試験を行い、浮上した問題点の検証を始める。
英科学誌ネイチャーは同日、研究グループが〈1〉実験で時刻の補正が正しく行われなかった
〈2〉全地球測位システム(GPS)と基準となる時計の接続に欠陥があった―可能性を探っていると指摘した。
同グループは昨年9月、光速を超えるニュートリノの観測データを公表した。しかし、
アインシュタインの相対性理論を覆す結果だけに、世界の物理学者から観測ミスや誤差ではないかとの議論が出ていた。
OPERAに参加している小松雅宏・名古屋大准教授は、
「GPS受信機とコンピューターをつなぐ光ファイバーケーブルに緩みが見つかった」としたうえで、
「ニュートリノの速度の観測値は、ケーブルの緩みで実際より高速に見えた可能性があるが、
逆に時刻の補正ミスで低速に見えている可能性もある。こうした問題がどれだけ最終結論に影響するのか、
現時点では分からない」と話している。
読売新聞 2月23日(木)12時5分配信
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