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(>1の続きです)
宣言通り、9日に橋下市長は交通局改革に本格的に乗り出した。市交通局のトップとなる交通局長に、
京福電鉄(京都市)の藤本昌信・副社長を招聘することを発表し、「民間経営の手法を徹底してほしい」と、
将来の民営化を明言した。
藤本氏は関西の電鉄業界では「リストラの鬼」として知られる。
在阪の経済誌記者がこう解説する。
「京都大学卒業後、京阪電鉄から子会社の京福電鉄に出向。2009年に副社長に就任して経営改革に大ナタを
振るい、約30年ぶりに株式の復配を達成した。赤字のバス路線など、不採算事業はバッサリ切る。常務時代には
赤字路線を全線同一料金にするという実質的な値上げを実現し、危機を乗り切った」
柔道5段の猛者にして、即断即決の経営判断の持ち主。橋下氏の交通局改革のキーマンであることが想像できるが、
最大の抜擢理由は別にあるという。
藤本氏は京福電鉄で人事・労務畑を歩んできた労務管理のエキスパート。人事部長や管理本部長などを歴任し、
10数年にわたり労働組合との折衝にあたった。橋下氏も会見でこう述べている。
「藤本さんは、組合との関係や労務管理に長けていると聞いている。橋下のようなやり方ではなく、真摯なやり方で
管理をする方だとの評判だ」
実際、京福電鉄労組からの評価は意外なほど高い。
「我が社が経営危機から脱却できたのは、賃金カットやクビ斬り一辺倒ではなく、業績を伸ばして切り抜けるという
藤本さんの経営方針が大きい。もちろん、無駄な人件費には厳しく対応されたが、こちらの話に聞く耳を持たない
人ではなかった。我々としても失うのは惜しい人です」(同電鉄労組幹部)
(以上になります)